「アイリストに憧れているけど、自分には向いているのだろうか?」と不安に思ったことはありませんか?どんな仕事でもそうですが、アイリストになるのも適正が必要です。そこで今回は、アイリストに向いている人や現場で求められるスキルや能力をご紹介します。将来アイリストとして活躍したいと思っている方は、ぜひ参考にしてください。
そもそもアイリストに必要なスキルや能力とは
アイリストになるためには、美容師と同じく美容師免許を取得しないといけません。美容師免許さえ取れたら誰でもなれるのですが、現場ではアイリストならではのスキルや能力が求められます。では、アイリストに必要なスキルや能力にはどのようなものがあるのでしょうか。
手先が器用
アイリストは、手先が器用な人の方が有利な職業だといわれています。まつ毛エクステは、直接まぶたの皮膚にくっつけているわけではありません。ツイーザーと呼ばれる専用のピンセットを使って、地まつげの根元から1mm~1.5mmのところに装着していくのです。これだけ見ても非常に緻密な手先の動きが要求されるのが分かるでしょう。
まつ毛パーマの場合も、まつ毛を専用のロットに当てながら1本1本上げていき、専用のパーマ液を塗ってカールしなければいけません。目元付近にパーマ液を塗るので、少しでも手元が狂ったら「まぶたが腫れあがってしまった」「目を傷つけた」といったトラブルを引き起こしてしまいます。
これらのことから、アイリストは手先の器用さが求められる職業といわれているのです。
集中力が持続できる
アイリストは、上記で書いたような緻密さと繊細さが求められる作業を、1時間~2時間も連続して行わないといけません。その間、ずっと同じ姿勢をキープしないといけないので腰や肩に負担がかかる職業でもあります。
途中で集中力が切れてしまうと、まつ毛エクステのデザインが崩れてしまったり、左右でできあがりに差ができてしまったりするでしょう。場合によっては顧客からクレームが来るなど、トラブルにつながりかねません。アイリストは、長時間同じ姿勢を保ったまま、同じ作業を正確に繰り返せる高い集中力が求められるのです。
コミュニケーション力・提案力がある
目の大きさやまぶたの形、まつ毛の長さは人それぞれ違います。サロンの利用客の中には、目元にコンプレックスや悩みがある人もいるでしょう。施術前のカウンセリングで利用客一人ひとりの話に耳を傾け、共感できるコミュニケーション能力は、アイリストにとっては大事なスキルです。
ほかにも、コンプレックスが解消されるようなデザインを提案できる力も求められます。利用客が本当に必要としている施術やアフターケアのグッズを提案できれば、喜ばれてリピートにつながるでしょう。
アイリストの仕事はどんな人におすすめ?
前述したように、アイリストには集中力を持続させて繊細な作業ができる器用さが求められます。では、どのような性格の人がアイリストに向いているのでしょうか?アイリストに向いている人の特徴について詳しく解説します。
美容やファッションのトレンドに敏感
来店する利用客の中には、ファッションの流行に敏感な女性が多いです。常に視野を広げて敏感に最新のトレンドを取り入れ、まつ毛エクステやまつ毛パーマの施術に活かせる人はアイリストに向いています。
粘り強く努力ができる人
自分の技術力が問われるアイリスト業界。腕のよいアイリストは指名客が途切れませんが、そうでない人はあまり指名されないということもあります。そんなときでもめげることなく、技術を磨く努力を惜しまない人はアイリストに向いています。
人に喜んでもらうのが好き
コンプレックスを解消し、目元が華やかになると嬉しいと思う女性は多いものです。自分の施術によって顧客が喜んでいる姿を見て、もっとさらなる技術力をつけて喜んでもらおうと切磋琢磨できる人はアイリストに向いています。
アイリストの仕事が向いていない人の特徴
反対に、アイリストに向いていない人の特徴について解説します。
不器用な人
これまで述べてきたように、アイリストは手先が細やかな施術が多い職業です。手先が器用な人と比べると、不器用な人はどうしても技術習得に時間がかかってしまうでしょう。不器用であっても、人一倍練習を積み重ねることで克服できる可能性はあります。やる気と努力次第では、アイリストになれる道が開けてくるのではないでしょうか。
視力が悪い人
まつ毛の生え際の細かい部分を見ながら施術するため、視力のよさはアイリストにとって必要不可欠なものです。はっきりとまつ毛の生え方が見えていないと、正確な施術はできないでしょう。
また、まつ毛の全体的なバランスを見ながら施術するので、視野の狭い人もアイリストには向いていません。アイリストの仕事は目に大きな負担がかかる仕事でもあるので、日頃から目のケアをすることが大切です。
まとめ
以上、アイリストに向いている人の特徴や、必要なスキルや能力について解説しました。手先を使う仕事のため、器用な人はアイリストに向いています。
だからといって、不器用だからと諦める必要はありません。不器用でも努力と練習を積み重ねて、アイリストとして活躍している人はいます。器用なだけではなく、コミュニケーション能力や提案力も大事なスキルなので、諦めることなくアイリストと目指してみてはいかがでしょうか。
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